とけレディース

土気レディースクリニック

新生児の聴覚スクリーニングについてHearing

検査の目的

赤ちゃんは聞こえないという事を周りの人に伝える事ができないため、乳幼児の聴覚障害を見付ける事は非常に難しいと考えられています。

生まれてすぐから赤ちゃんは色々な音の刺激を受けて成長していきますから、この時期に周りの人が話しかける言葉をはじめ、色々な音がはっきりと聞こえないと赤ちゃんが言葉を習得したり、社会性、認知など色々な能力を習得するのに大きな妨げとなってしまう場合があります。

しかし、聴覚障害を早く見つけて補聴器をつけてあげたり、聴力に障害のあるお子さんに適した教育を行えば、普通の聴力を持つ子供と同じように言葉を習得できる可能性が高くなるのです。

赤ちゃんの1000人に1人以上が生まれながらに聴覚に障害をもっていて、このような聴覚障害は生後3ヵ月以内に発見し、生後6ヵ月までに療育を始めることでことばの習得などに効果があるケースが多いといわれています。

TEOAE(誘発耳音響放射)による検査

TEOAEは赤ちゃんの内耳にある蝸牛(かぎゅう)の機能を検査する方法です。
外耳道に小さなプローブを入れて測定する簡単な検査で、赤ちゃんに痛みはありません。

プローブの先に小さなスピーカーとマイクロフォンが入っていて、検査中、スピーカーからクリック音を発生します。この音は外耳→中耳→内耳を通って蝸牛に伝わります。蝸牛が正常に機能していると、このスピーカーからの音の刺激に対し、蝸牛から小さな音(TEOAE)が発生します。マイクロフォンでこのTEOAEを検出した場合は、蝸牛が正常に機能していると考えられるのです。
赤ちゃんの難聴の多くはこの蝸牛の障害ですから、TEOAEは赤ちゃんの聴覚障害の検査に多く使用されています。

検査結果について

検査は左右の耳毎に行いますが、左右の耳それぞれについて「PASS」(正常)または「ヨウサイケン」(要再検査)の結果が出ます。

「ヨウサイケン」(要再検査)の場合でも、それだけで赤ちゃんに聴覚障害があるという事ではありません。検査時の周囲の環境や赤ちゃんの状態によって、正常な聴力でも「ヨウサイケン」の結果が出る事もありますが、結果が「ヨウサイケン」の場合は再検査が必要です。

「PASS」(正常)の場合、聴覚障害はまずないと考えられますが、赤ちゃんの「耳の聞こえ」の状態には注意を払ってください。それは生後しばらく経って、聴力に障害が出る事もありますし、ごく稀にTEOAEでは発見できない聴覚障害もあります。

聴覚スクリーニングの料金について

当院では、新生児の聴覚スクリーニングついて、原則入院中に3,000円(税込)で行っております。